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 <占星術業界の闇> 編 


占星術師と“もらう”ということ
についての事例を中心に紹介します。
じっくり読んでください。

本編でお会いできるのを
楽しみにしてます。

一番下に元の場所に戻るボタン
あります。
質問フォームからどなたでも質問いただけます。
高橋 楽心斎

全部で4つの事例をご紹介します。
順番に理解が進むように紹介していきます。
ぜひ順番に読んでください。

目次

事例1
知人の占星術師の話。旦那(仮にTさん)さんから相談の件

妻は西洋占星術を行っていて、年間数百万円以上稼ぐような売れっ子です。
本当に頑張っていると思う。
短めの鑑定時間で単価も安く、数こなすタイプのスタイルなのだが、
鑑定で稼ぐようになってから人が変わったようにどんどん攻撃的になっていって、
最近では鑑定後に帰宅するとそれが顕著でかかなりきつい。
とうとう夫婦会議をする事態にまで発展したが、
彼女は「自覚がない」とのことで険悪な関係になった。
本来、妻は真面目で理性的な人なのに、これは呪いなのか?
・・・旅行など長期の休みをとると、
いつもの状態に戻るのですが、
旅行ばかりしているわけにも行かず・・・。

相談を言葉にして語り終えるとTさんは憔悴
した顔で黙り込んでしまった。

そこで
私は1つ尋ねることにした。

奥様はなにか霊術はされていますか?

彼は
「いえ、そういうのは何もしていません。
西洋占星術にはそういうのはないそうなんで
す」ため息混じりに口をつぐんだ。

私は答えました。

「それはTさんが思っているような
呪いじゃありませんよ。」

彼は不思議そうにこちらを見る。

「いいですかTさん。基本的なことです。呪いには作法があるんです。
作法に乗っ取らない『呪いらしきもの』
なんてものだったならば、ちょっとした頭痛
がするといった程度の嫌がらせにしかなりませんよ。」
そのまま話し続ける私を彼は驚いてこちらを見ている。
「術には必ず式、つまり段取りがあります。
この段取りを違えたら術は術者に
返るだけです。
成立しません。ところでTさん」
急に言葉を切ってTさんの眼の奥を見据えな
がら厳しい口調に切り替えた。
「アナタ浮気したりしてませんか?」
唐突に尋ねると、
Tさんは激しく首を横に振った。
どうやら浮気も何も、家族を大事にしている
らしい。
「じゃぁ人に恨まれる覚えは?」噛み気味に
聞くとTさんは即否定した。

「Tさん。もう一度いいますよ。
これは呪いじゃない。
呪いだとすると歪んでいるんですよ。
どういうことかと云うと・・・」
図に描きながら私は話す。

・・・呪いの作法で大事なのは式です。
式が整わないものは術にならないのですよ。
その中でも大事なのが、
「誰」が「誰に」対して「なぜ?」呪うのか
という3点の設定です。
この設定はとても大事です。
この設定が「結果」に直結するのが術です。
今回の話の場合は、考えるに2つの可能性が
あります。
まずは1つ目の可能性から見極めます。
「誰が」に関しては、
「Tさんの奥さんに家庭が不仲に成るように
祈っている人」が・・・となります。
であれば最もありえるのはTさんが女性絡み
で呪われているという話です。
でもTさんに心当たりがないなら
この線は薄い。
日頃から話を伺うに、嫉妬や勝手な片思いで
中途半端に呪った程度でぐらつくような
夫婦仲でもないでしょう。
第一「奥様が鑑定後におかしくなる」という
「道理」が通らない。
ということはこの線は薄い。

可能性の2つ目は
「奥様の仕事をやめさせたい同業者」からの
呪いです。
これは「仕事を離れているときに症状が現れない」ことからもありえます。
しかし、それであれば、仕事上のトラブルが起きるはずで家庭にでるのはおかしい。
「結果」がズレてるんです。
つまり術の「式」が歪んでいるのです。
こんなシンプルな「呪い」で術が歪むなんて
ことはまずないんです。
だからおそらくこの線も薄い。

もちろん、短慮なものが、きちんと術を設定
できない状態で行ったならこういう
「歪み」はありえますが、逆にそうなら
「結果」が「こんなに明確に出ること」は
ありません。

だから
呪いではないのです。

一回言葉を切って、Tさんを見ると
じっと図をにらみつけたまま動かない。
Tさんをひとまず放置することにした。

「だとすると・・・」私は言葉を続けた。
「・・・典型的な『もらう』という状態に
なっている可能性が強いです。
『もらっている』のであれば、
筋が通るんです。」

図の横に「もらう」と書き加えて
そのまま話を続ける。

Tさん、『もらっている』のであれば、
奥様が鑑定後に「性格が荒ぶる」と
いうのも

鑑定から離れていると落ち着くというのも整合性がとれます。

ですから、まずはこの可能性を先に
考えましょう。
それでも悪くなるようでしたら
言ってください。
呪いかどうかもう少し細かく調べ、
専用の占術を使って対応策を考えます。

そこで次のようにアドバイスしました。

「日本人ですから、祝詞を上げてください。
いくつかお教えしますから機会を作ってください。
こういうのは対面で音と所作を伝える必要があります。
少なくとも私はそういう主義です。
祝詞は何でも上げればいいというものではないのです。
段階に応じて、正しい順番で、
良き音と良き音階で行えば、
自身についた穢れ(今回の場合「もらった」ナニか)の浄化と、
本来の「自分自身がつながるべき神」とのつながりが強くなります。
これを祓いと鎮魂と言います。
また、鑑定前に行うとよい『身を守るための護身法』も簡単なものをお教えします。
祓いで浄化して鎮魂を行い、防御ができれば問題は解消するはずです。」

・・・後日、奥様に祝詞をお教えしました。
その後はどうなったか聞いていませんが、便りがないのは良い知らせなのではないかと

思っています。

占術を行う者は、人の心の闇とも対峙する事があります。
逆恨みという言葉もあるくらいですから、
よかれと思ったことも悪く返ってくることもあります。
だから、浄化や護身や結界がきちんとできる
どんなときでも動じない占術家に増えてほしいと心から思います。

【解説】

東洋系占術では奥深くまで学べば当たり前に伝授される、護身法と浄化法が、
西洋系占術には基本的にありません。
なぜかというと、
西洋系占術はキリスト教からは異端
(世が世なら魔女裁判=死刑に値するレベル)のものなので、
霊術とは関係性が断ち切られているからです。

近代のゴールデン・ドーンなどの魔術結社系統であれば、それぞれの魔術結社の霊術があります。
しかし、これらは秘術であり、何重もの参入儀式を受けなければきちんと学べません。
まして、占星術だけの修行者に彼らが、霊術を伝授することはありえません。

占星術は人の心に触れる仕事です。
だから鑑定者の心には
占いに来た人の苦悩や悲しみなど負の感情が共感によって流れ込み、気づかないうちに傷つくことがあります。
これは深刻な問題です。
そして、人の恨みや妬みにも触れます。
これらは本来あなたが触れなくても良いはずのエネルギー(穢れ)です。
だからその分あなたは疲れてしまうのです。

穢れはまるで泥汚れのようにあなたにへばりつきます。
これが「もらう」です。
このへばりついた泥汚れのような穢れの苦しさから、
無意識のうちに攻撃的になったり
情緒不安定になったりするのです。

そうならないように「護身」と「浄化」は非常に大事です。

実際にお経や祝詞を教えるところに行くと、
多くの「占い師」と出会うことがあります。
この人たちは大概ベテランです。
彼ら彼女らは多かれ少なかれ、「もらう」を経験し、悩み、護身と浄化をできるようになるために、
そして自身の霊性をより上げ、より高い占術の読解をできるようになるために
訪れています。


この講座では「ゆくゆく必要になるならはじめからセットすればいい」と考え
占星術と霊術をセットにしています。
安心してください。

事例2
老年になってから成功した占術師の件

これも実話です。

ある年老いた占い師(事例1とは別の人)がいました。
彼は占いを通して人を助け、教え、幸せに過ごしていました。
やがて、周りから何でも占い読み解ける。
なんでも知っている
何でも当てられる
と言われ始め大繁盛しました。

しかしいつの頃からか
「当たらないのは◯◯君が悪い噂を言っているからだ」と彼は言い始め、
しまいには「某が呪いをかけているからだ」などというようになりました。
最近では、
呪い返しならぬ、呪われる前に呪えいう主義を掲げ始め、
デタラメで奇天烈な呪いをするようになります。
それでもそれなりに彼の信奉者はいて、でも社会的にはつらい人生を送っています。

なぜでしょうか?

この方についていた方々の一人から相談受けました。

【解説】

この老占い師の話を聞いて、
あなたは嫌悪を覚えましたか?
怒りを覚えましたか?
どんな感情を持ちましたか?

正しい占術師や
占術師になりたい者であれば
「嫌悪感と怒り」を覚えるのは
ごく当たり前のことだと思います。

実のところ、ここまで酷くはないにせよ。
「うらないし」が似たような末路を通る事は多くあります。

しかし、このような先達には敬意を払うべきで、バカにしてはいけません。
占術を行うものが陥りやすい危険を自ら体現してくれているからです。

危険に陥ったものを侮蔑するのは占術家として最も忌む行為です。
それは「明日の我が身」かもしれないからです。
このように達観をすることは、占術家に必要な心の修行です。

そうしないと「もらい」ます。
ただただ、残念に思い、この事例のような占い師とは距離を取る。
それで終わりでいいいのです。

さて、学ぶべきポイントは多くあります。

ポイント1、「何でも読み解ける」と周りに思われたとして、それを「容認」したことは誤りです。

断言します。
そんな「夢のような占術」は
この世にありません。

確かに、複数組み合わせればかなりの精度で読むことができるでしょうが、
未来は100%決まっていません。
どれだけ精度を高めても「ゆらぎ」はあるのです。
そしてこの「ゆらぎ」こそが大事なのです。

例えば、
テーブルからコップが落ちるとして、
どうやっても落ちる定めだとしても、
床に洗面器をおいておくことはできるかもしれない。
そうすればコップは落ちるけれども、床が濡れないだろうし、コップも割れないかもしれない。
この例のような、視点の変換や、結果の規模の変化こそがゆらぎです。
悪いことは少なくできれば避けられるように
良いことはできるだけ大きくより良い形で受け取れるように導くのが占術師なのです。
また、
「誤り」や「誤解」を明確に指摘しないことは、占術や霊術を行う者にとって最も忌むべきことです。
そこは命がけで譲れないところです。

なぜなら、
占術師は「うそをつくこと」容認してしまったら最後、「占術」に示されていないことも、話すしかなくなります。
「うそ」は鑑定には出ませんから・・・。
すると、まず鑑定の腕が落ちます。
腕が落ちれば、様々な「それっぽい話術」を始めとした小手先のテクニックを使うしかない
状態に追い込まれます。
こうして嘘に嘘を重ねることが日常になり、
どんどん後に引けなくなってしまうのです。

正直、
後に「後に引けばいい」のにと思います。
でもこの老占い師は引けなかった。

当然の結果として「もらう」ということが起きる事になります。
きちんとした占術から離れたため鑑定の腕は落ちていき、
もらった結果様々な不調にもあいながらも、
占術から離れられず、
読めないがゆえに占術に示されていないことを「お告げ」のように言うことになるので
「うらない」は外れるようになります。
しかし、「彼はそれを認められなかった」し「プライドが許さなかった」。
だから、なにか超常的な邪魔のせいだと
「敵」を作るしかなくなってしまった
のです。
もちろん、そんな都合の良い「敵」などいないし、
「占いの結果を邪魔する存在」もいません。

そして最後には、自分を正当化するために
「呪っている誰か」を生み出すしかなくなります。

哀れな話です。

占いが霊術の一部という真理において、
占術家の仕事は人をより良い方向に導くことです。
それが正道です。
だから、
より良い方向に導くことを怠ったり、
できる手を差し伸べることを怠った場合、
正道に背くことになるので、
悪因になります。
悪因の結果、悪い結果をその身に受けることになります。
これも「もらう」と言います。
占術家として気をつけるべきことです。
伸ばせる手は伸ばしましょう。

占術の中には【事例1】で少し話したように「呪われているかどうか?」を見極める占術もあります。

前提ですが、そもそも呪いは非科学的なものですし、呪いにはものすごく力がいります。
多くの場合、呪う側の「生命力」や「思考する力」を膨大に使います。
正直、物理的に闇討ちしたほうが早いです。
戦国時代以前の「呪い」がもっと身近だった時代なら呪いをよく行う術師もいましたが、
今となってはそうそうできるものではありません。

ゆえに専門に呪いを勉強していない占術家が「呪い」をできるわけはないし、
霊術を学んでいない者が呪いを返せるわけもないです。

ここでポイント2になります。

ポイント2、霊術を学んでいないから起きた悲劇

霊術というのはいい加減に見えて
その実、緻密な理論で構成されます。
これは真言宗などを少しでも学ぶとよくわかります。
実のところ、呪いを返すというのは大して難しくありません。
きちんとした霊術の基礎が分かれば難しくないのです。
(もちろん大きな呪詛は専門的に非常に大変になります。素人がどうにかできるものではありません。)

真実として、
霊術を学んでいけば行くほど、人を呪うというのは
自分を霊的に貶め、自分を殺していくことだということを知ります。
蟻地獄のようなものです。

この老占い師はそういうことを知らなかったのです。
だから、「呪われる前に呪え」いう主義を掲げてしまったのです。

霊術的にいえば、これを言い出してしまったらもう末期です。
もとにはまず戻れません。

そもそも、占術は人を助け良い方に導くものです。
悪い方に導くための占術や恐怖に陥れるためだけの占術などというものは、
少なくとも一般人が知ることのできる範囲では「この世に存在しません」。

彼も占術を始めた頃は「人を良い方に導きたかった」はずです。
それなのに人を呪ってしまったら、真逆の行為です。
完全に道を踏み外しています。
このように道を踏み外せば、
とうぜん「もらう」ことになります。
人を呪わば穴二つ。もう戻れない境地に足を踏み入れることになります。

この世には必ず因果があります。
善き行いには良い結果
良くない行いにはそれなりの報いがあります。
だから彼には「つまらない」人生を歩むしかもう道は残されていなかったのです。

乗り越えてはいけない境目を彼は踏み越えてしまったのです。

さて、

問題は、境目がどこかということです。

まず占術をするものは軽い鑑定であっても
(真実において鑑定に軽いも思いもないのですが)
この「境目」を乗り越えて
「その場しのぎの適当なこと」を言葉にして伝えてしまったなら、
「もらう」のです。

そして、もらい続けたなら、その極地は
この老占い師のようになってしまうのです。
こうなっては
どれだけご祈祷に行こうと無駄です。
なぜなら、
お風呂に入っても、そのそばから泥を浴び続けたなら、体がきれいになることはない
のと同じ理由です。

だから、霊術を学び、
最低限超えてはいけない境目を判断できるようになる必要が占星術師にはあるのです。

たとえば、【事例1】の話の中で、
なぜ私が女性占い師が「もらっている」と判断したかというと
短時間の鑑定を何回も行っていると聞いたこともあります。
当たり前ですが短時間の鑑定では深いところまで読むことはできません。
そして、
あくまで短い鑑定は応急処置です。
短時間でその人を導くための道筋を読み解くことはできません。

応急処置だとわかっていて、根本的な治療ができるのにしないのは
「適当な事を言っている」のと同じです。
真面目で勉強家の占術家であれば深いところまで読めるはずです。
つまり根本的な問題を取り除く協力ができたはずです。
だから、
本人にその意志がなくても「もらう」事に
なってしまっていると判断したのです。

・・・以上より
皆さんは霊術も学び
「境目」を見極め、その上で鑑定できる様にぜひなってください。

占術をしっかり学べば占術師です。
霊術まで学べば占術家です。

もちろん宗教家になるわけではないので
基礎をしっかり知れば大丈夫です。
占術も霊術の一部です。

この講座では占術も霊術もお教えします。
すこしでもこのような悲劇てきな末路を迎える占術家を減らしたいと思ってやみません。

事例3
ある占い師と久しぶりにあって驚いた件

年上の先輩占い師の話です。
流派は違いますが私より前から活躍されていた方で、
非常に生き生きとしていて闊達な方です。
占術家として今でも元気にやっているということでしたので
久しぶりに会おうということになりました。

ところが、久しぶりにお会いしたら、実年齢以上に老け込まれていました。
私の目には実年齢より10歳は老け込んでいたように見えました。
身なりのせいだったかもしれないと会ったばかりのときは思いました。

話をお聞きすると、

糖尿病や胃などの内臓疾患からはじめ
足の怪我と不調にも頻繁にみまわられ
最近でも目も良く見えなくなってきた

とおっしゃります。

歳のせいだと笑われますがその声にも覇気がありません。

声も以前よりだいぶ小さくなっていました。
それでいて、だいぶ気性が激しくなられており、愚痴も増えていました。

「先輩、最近はどのような占術をなさっているのですか?」
と質問すると

最近は霊感に頼ったものをやっている

とのこと。

その後しばらく話した後、
霊感は体を痛めるからお気をつけをと伝えて別れました
しかし、気分を害したようで

「祈り事も行っているから大丈夫」

と先輩は言っていました。

早いご快癒を祈念するばかりです。
数年前の元気な先輩に戻って欲しいなと思います。

暗い気持ちで私は帰途につきました。

【解説】

大原則なのですが、西洋占星術を始め西洋の占術では四大元素を使います。
そして四大元素は人体にあり、自然と対応します。
東洋占術では五行を使いますが、五行は内臓と対応します。
もちろん五行は自然と対応します。
自然と対応し、その力を扱えるからこそ占術も行えます。
つまり、
自分の体の四大元素や五行が崩れていては
きちんと占うことは難しいのです。


たしかに老いで体調が優れなくなることは
一般的なことですが、
人生100才時代と言われる現代においては
70くらいまでは元気でいたいいものです。

正直な話、占術や霊術を行っていて、
内臓疾患や怪我が絶えないというのは襟を正すべきです。

物事の「兆し」を見るのが占術師であり占術家です。
「体の不調=何かがおかしい」のですから、兆しを察するべきです。

そもそも内臓疾患の人や怪我が絶えない人が
鑑定に来たら
大概の占術師は生活習慣を見直せ、病院へ行けと言うでしょうし、
「襟を正せ」と答えるはずです。
生活習慣や日頃の心がけが大きく影響するからです。

そして、
その上で「自分の生き方は変えない」という人であったなら、
もうどうにもなりません。

どのくらいどうにもならないかというと、
私の師匠筋の方の例をお一人上げます。

占術を無視し
 生き方を変えなかった人の末路 

その方はビジネスで大きな成功をした方(仮にE先生とします)なんです。

世界中にビルを持っているような方でした。
専属の占い師がいました。
凄腕の霊能者の方もついていました。
この同時に二人が「NO」といった場合、E先生は
「どんなに大きなビジネスチャンスでも行わなかった」ので大成功したと言っても
過言ではない人でした。

ある時、E先生が「◯◯国に旅行する」と言い出しました。

それを聞いた、件の霊能者も専属の占い師も、
「その日にその旅行はやめてください命運が閉じます(=死にます)」
と強烈にNOを出しました。

しかしこのときはE先生は
「死か、それもまた面白い」と言って旅行に行かれてしまいました。

旅立つ時はお元気でした。

帰宅したときもお元気でした。

そして数週間後、眠るように息を引き取られました。

どれだけ優れた占術や霊能でも「生き方」を変えない人には役に立たないのです。

話を戻します。

つまり、この年上の先輩占い師は
「わかっているがズレた生き方を直さない」
しかし
「祈りはしている」というのです。

これは本当に愚かなことです。

例えるなら、東大に行きたいと言いながら競馬場に入り浸るようなものであり、
パリに行きたいと言いながら北海道行きの電車に乗っているようなものです。
もっと言えば、ポテチとコーラをガンガンに食べ飲みしながらダイエットがしたい
と言うようなものです。

そもそも祈りは、人に正道を歩ませるものです。
正道を歩んでいるなら加速させます。
間違えた人生の歩み方をしているなら、
どれだけ祈ろうと「正道にもどれ」という導きしかあらわしません。

思うに、この年上の先輩占い師の場合も最初は小さなズレだったのでしょう。
例えば身なりです。
もらい始めると、人は自分をを大事にしなくなるのです。
セルフネグレトをしだします。
つまり身なりや食事がいい加減になります。
これは、前に上げたように「自分を殺す」行為の一貫です。
本来は、ここで「ズレ」たことに気づき、
「もらった」と判断し、
襟を正したなら病気や怪我が頻繁に起こることもなかったでしょう。

しかし、
このズレを「襟を正す」事なく続けた結果、
せっかく術として長年練り上げてきた占術を
捨て霊感に頼るまでにズレてしまったのです。
この判断でさらに大きくズレたのだと考えられます。

こうしたズレた状態では
鑑定しては「もらい」、
祈っては「もらい」、というふうに
「もらう」ことが大きくなり体の不調としてどんどん現れたと考えられます。
ズレているがゆえにズレを認識できず、対処できなかったのです。

簡単に考えればわかることですが、
霊感に頼るなら霊術修行に重きを置き徹底的にやるべきだったのです。
厳しく占術の修行をした頃のように、己を高めるべきだったのです。

はっきりとお伝えしておきたいことは、
原則として占術は古来から練り上げられてきたということです。
これまで話してきたような「もらう」という事がないように霊術と表裏一体で練り上げられています。
そして良き兆しを見極められるように練り上げられています。
そうでなければ、人類の長い歴史の中で占術は生き残りません。

練り上げられてきた占術において、
占術を行うには行う者の守るべきことがあります。
例えば「ゼロ歳占星術講座」の中でもお教えしますが、
「占術を無料で行ってはならない」という初歩の教えがあります。
まだ生徒ではないあなたに教えるのはどうかとも思いますが、
大事なことなのでここで教えておきます。

占術を無料で行ってはならない
理由

当たり前ですが占術はその人の未来を読む行為です。
未来という予測できない範囲を「読む」技術です。

しかし、未来は人の目には見えないものなので、未来は神の管轄なのです。

未来を読むことは「神の管轄」である
人から隠された「神の秘事」を読むこと
であり、
これを誰かに伝える行為は、
神の側から見れば「秘密を漏らす行為」
になるのです。

そもそも「神の秘密を漏らすこと」は行ってはならないという厳密な決まりがあります。

だから、神の秘密を漏らしたものにはそれ相応の報い(=「もらう」)があるのです。

しかし、占術家は、
あくまで「未来を知りたい人」の代理として占術を行っただけであり、
代理として「お代」を頂いている。

これにより「占術家」が「神の秘密を漏らしたわけではない」という理論が成立します。

こういう教えは、少しでも「もらわない」ようにするための知恵と言えます。

最近「お試し鑑定として、無料で◯◯人読みます!」みたいなSNSを見かけますが
気をつけてほしいものです。
そういう事してるともらいますよ。

西洋もインドも中国も占術は健康と密接に結びついていた時期があります。
特に占星術ではその傾向が顕著でした。
現代では医学が発達しましたから、そんなに重要視する必要はないと思います。
健康診断で、そもそも「兆し」を発見できますから。

しかし、占術の根底に四大元素や陰陽や五行がある以上、
これらの要素を整えるというのは重要なことです。
それができなければ、ほんとうの意味で「鑑定した内容」を相手の状況に落とし込んで
伝えるということはできません。
ましてや「癒やし」を感じさせることなど到底できません。

だからこそ、自分自身の四大元素や五行を整えることは重要です。
整えた結果、健康になります。
怪我や病気は占術家として注視すべき内容といえます。

・・・・ ・・・・ ・ ・・・・ ・・・・

最後に、

軽い気持ちで占術、特に占星術を
取り入れた結果
「もらう」ことになった事例を上げたいと思います。

占術は生兵法でやると
ろくなことがありません。

これから占星術を学ぶアナタは
ぜひ気をつけてください。

・・・・ ・・・・ ・ ・・・・ ・・・・

事例4
友人の女性(以後A子)からの相談の件

友達の女の子がある占星術師の鑑定受けているのだけれど、
奴隷のようになっている。自分も確認がてら鑑定受けたらなんだか変な感じがする。
助けてくれないか?

私は、そういう仕事はしていませんが、
A子は友人なので特別に手を貸すことにしました。

まずは次回の鑑定内容を録音してくるように頼みました。
後日連絡があったので、コーヒーの美味しい喫茶店で落ち合って
鑑定の録音を聞かせてもらいました。
最近は便利で、なかなかクリアに聞くことができました。

はたして録音を聞いてみると、その自称占星術師(以降「K氏」)は、
実際のところほとんど鑑定していませんでした。

というのもその技法は、占星術と言うにはあまりに適当で、
理に合わない内容を落ち着き払って話していたのです。

聞いているとあることに気が付きました。
「コールドリーディング」と呼ばれる、手法を使っていたのです。

たしかに、コールドリーディングを使えば人の心を自由にできますが、
これは「人を奴隷にする手法」です。
そもそもそういう目的で作られた技術ですから。
当初の相談にあったように「奴隷」のようになってしまうのは
当たり前なのです。

そして、K氏はコールドリーディングと同時に
催眠と洗脳の手法も使っていました。

すべてを聞き終えたあと、K氏の周到で蛇のようなやり口に
泥味のコーヒーを飲んだような、
コーヒー味の泥を喉に流し込まれたような、嫌悪感をいだきましたが
その気持ちを目の前のすっかり冷めたコーヒーごと飲み込み、
目の前でじっと待っていたA子さんにそれを伝えました。

同時にいくつかアドバイスをしました。

その後、アドバイスを実践した相談者のA子さんは事なきを得、ご友人もそれなりになんとかなったそうです。

後日聞いたところ、それから徐々にK氏は心身のバランスを崩して、
引きこもり、精神科に通院するようになったとのことです。

さらに別件で聞こえてきた話では、このK氏はもともとホストのようなことをしていて、
コールドリーディングや洗脳的な手法に自信を持っていたようです。
「占星術」という名称とそれっぽい知識を使えば
より洗脳しやすい事に気づいてこのようなことをしたとのことでした。

占星術は「霊術」です。不用意に「霊術」を使えば、「もらいます」気をつけていきたいものです。

【解説】

・・・そもそも占星術は「神の秘事」を伝える
本来神聖なものです。
それを悪用したのですからK氏がこの様になるのは当たり前です。
悪用した分、何かを「もらった」のです。
「もらった」結果、心身のバランスを崩してしまいました。

また、最近では占星術にコールドリーディングなどを組み合わせて行う人や講座があるようです。
鑑定単価が安いレベルでしか学んでいないと、こういう小手先に走りやすい傾向にあります。

そもそもなんですが、
しっかり勉強して、霊的にも自分を高め、鑑定を行っていれば、
コールドリーディングなどのテクニックは鑑定に必要ありません。

占星術は「神の秘事」を伝える本来神聖なものなので
コールドリーディングや必要以上のラポール形成などの小手先のテクニックは
ゼロ歳占星術講座では一切禁止しています。

人を呪わば穴二つと言います。
占術の鑑定時に、真摯な態度で、誠実に行わなければ、
そのいい加減な言葉は鑑定者本人を呪う言葉にもなるのです。
占星術を利用して、人を支配しようとすれば、必ずその報いを受けます。
お気をつけを。

【理解してほしいいこと】

占術は万能の力ではありません。
しかし、健康で生きるには役に立ちます。
そして幸運の舞い込む時期を読み、より豊かで幸せな人生を歩む上では
役に立ちます。
占星術は特にこういう側面が強いので
一生探求するに値する素晴らしい占術です。

古来から西洋東洋ともに「軍師」は占星術も行いました。
時代の動向を読んだのです。
その上で大きな事をなす人の手助けをしてきました。
人々の人生を応援してきました。

大事なことは
占術はあくまで霊術の中にあるということです。
だから、
霊術の摂理を超えて行えば
行った人は正道を外れます。
これを魔道に堕ちるといいます。

また、よかれと思ったことでも霊術の原理原則を知らずに行えば、
「もらう」ことに繋がることもあります。

皆さんはぜひ正道を堂々と歩んでください。

アナタも、鑑定を受けに来た人も、幸せにするような
占星術家になってください。

「ゼロ歳占星術講座」では
アナタが正道を歩む占術家になるために必要な内容を一通りお教えします。

本編でお待ちしています。

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